お久しぶりです、ことです。
インフルエンザにはならないほうがよいです。マジでしゃれにならないくらいきついです。
健康一番。
実はわたくし、両親がディズニー好きだったこともあり、幼少期からディズニーに入り浸るタイプの人間でございます。
ショーもパレードもアトラクションもグリーティングも大好き。そもそも雰囲気が好き。
1人ディズニーもなんのその。
一方のわたくしの夫は、生まれてこの方ディズニーに行ったことがない人間でございました。
夫「いつでも行けるし……と思ってたんだけどなぁ」
夫「興味はあるんだけど……ディズニーキャラもあまり知らないし……」
もったいない。実にもったいない。
性格や趣味嗜好的に、夫はディズニーを大好きになるはず!
そう思ったわたくしは、一計を案じたのです。
短い夏休みのうちの、とある日のことでございました。
当時、まだ婚約者関係だった夫とわたくし。
その日はアフタヌーンティーをしばき、その後はわたくしの希望で「内見」に行く予定でした。
夫「アフタヌーンティーおいしかったねぇ。ところで、内見どこに行くの?」
こと「まぁ、ついてきて」
夫が怪訝な顔になるのも無理はありません。
その日、わたくしは「アフタヌーンティー行くからちゃんとした服装では来てほしいけど、動きやすい格好にして」というオーダーをつけていたのです。
名ばかりの東京駅(実質有楽町駅)から京葉線に乗り込み、約15分ほど。
夫「千葉かぁ……まぁベッドタウンではあるし、職場にも通いやすくはあるか……」
まだ内見だと思い込んでる夫。
そして電車の窓から見えるは夢の国、ディズニーランド。
夫「ディズニーだぁ……いいなぁ、いつか行ってみたいなぁ」
こと「降りるよ」
夫「え!?」
驚く夫の手を引いて、降り立ったのは舞浜駅。
発車メロディもディズニー、駅の各所にはミッキー&フレンズ。
夫「不動産屋さん、あるの……?」
不安げな夫に「ついてきて!」と言って、そのままボンボヤージュ方面へ。
夫はきょろきょろ。まだ内見に行くと思っている様子。
時計のあるゲートをくぐり、15時からの入園ゲートへ。それでもまだ気づかない夫。
こと「……ここに並ぶよ」
荷物検査列に並ぶと、夫の顔がぱぁぁっと輝きました。
夫「もしかして……もしかして、もしかして!?」
こと「そうだよ、内見はここだよ」
嘘はついておりません。わたくしは、ランド内にぜひとも内見したいおうちがいくつかあったのです。
荷物検査を終え、夫のスマホにディズニー公式アプリをダウンロードしてもらい、チケットを分配。
そして、入場すると……。
夫「わぁあぁあぁああ!!」
キラキラ輝く夫の笑顔。夏の日差しよりもまぶしい。
ワールドバザールを抜けたそのタイミングで、シンデレラ城前にディズニー・ハーモニー・イン・カラーのフロートが到着。
着いていきなりパレードを一番良い場所で見られるなんて、さすがわたくしたち。
少年のように目を輝かせる夫。そんな夫を見てわたくしもにこにこ。
しかし、その直後、わたくしは夫の言葉にぽかんとしてしまうのです。
夫「ことちゃん、あの山車に乗ってるのは誰?」
うん。Dオタのみんな、いったん落ち着こうか。
わたくしたちが普段「フロート」と呼んでいるものは、初ディズニーの人にとっては「山車」なんです。
間違っちゃいない。間違っちゃいないんだよ……。
こういうのがディズニー離れを生むんだよ。あと値上げ。
その後、シンデレラ城をバックにシンデレラとチャーミング王子の写真を撮れてうきうきのわたくし。
夫はこの夢の国を統べるミッキーさんとミニーさんに夢中で手を振っておりました。
夫「やっぱり初対面のあいさつは肝心じゃない?」

続いて、夫の初アトラクション。
夫からは「絶叫系は乗ったことないし、たぶん無理……」との申告あり。
そこでわたくしが選んだのは、イッツ・ア・スモールワールド。
全年齢対象。最初から最後まで穏やかな航海。

夫「すっごく楽しかった! また乗りたい!」
「世界で一番幸せな船旅」というだけあって、夫も気に入った様子。
初めから絶叫系に乗せて、テーマパーク自体が嫌いになっても困るのでね……うふふ。
そしていよいよ「内見」に行こうとしたのですが……。
こと「終わってる……」
わたくしが「内見」に行きたかったのは、シンデレラのフェアリーテイル・ホール。
ちょっと駅まで距離はありますが、それでも東京駅まで30分以内につける圧倒的な立地の良さ。
アトラクション自体が早めに終わるのをすっかり忘れていたわたくしが悪い。
予想外の事態にも動じずに対処できてこその、ミステリアス美女事務員。
すぐにほかにランド内で内見できるところを考え始めました。
トゥーンタウンで居候させてもらうか、999人の亡霊たちとドキドキハラハラの新婚生活を送るか……。
結局トゥーンタウンもホーンテッドマンションも待ち時間が長く、内見は次回に持ち越し。
夫「シンデレラ城の中って入れるんだね、また今度来ようね」
入園して2時間ほどなのに、すでに次回のことを考えている夫。
目的は達成できた……ということにしましょう。そうしましょう。
その後はジャンボリミッキーに2人で参加して、続いてはカリブの海賊へ。
こと「カリブの海賊も、基本的にはイッツ・ア・スモールワールドと同じ船旅だよ」
夫「それなら楽しめそう」
こと「まぁ、ちょっと戦闘シーンとかがあるくらいかな~」
カリブの海賊に乗ったことのある方なら、もうおわかりでしょう。
一番初めにある、あの絶叫(?)ポイントを。
こと「安全バーとかもないでしょ? 子どもも多いし、全然怖くないよ!」
念には念を入れて、夫を油断させるわたくし。
乗船後、ブルーバイユー・レストランを眺めつつ、例のポイントへ。
前の船の乗客たち「うわああぁぁぁ」
暗闇の中、聞こえた悲鳴にビビり出した夫。
夫「ことちゃん怖くないって言ったけど今悲鳴が聞こえた気がするんだけどねぇねぇねぇ」
こと「大丈夫だよ」
夫「でも悲鳴が聞こえうわあああああああああ」
いやはや、初めての人の悲鳴はいいものですなぁ。
その後の航海は夫も楽しんでおりました。
そしてジャングルクルーズに乗って……本当に船旅ばっかりしてるなぁ。
下船後、わたくしが夫に一番見せたかったものを見せることに。
それは、東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ。
わたくしが世界で一番好きなパレードです。
もちろんわたくしはピクニックシート持参で準備万端。
2人で話していれば待ち時間も苦ではないので、少し早めに席を確保して待機しておりました。
ついに始まった、ディズニーが贈る音と光のパレード。
最初に出てくるフロート(山車)は、『ピノキオ』のブルーフェアリーです。
その次は光の騎士。かっこいい!
そして3番目に登場するのが、僕らのクラブのリーダーであるミッキーさんとその彼女のミニーさん。

フロートの光が反射していたのかもしれませんが、隣でパレードを見つめる夫の瞳はキラキラしていました。
夫「ものすごくよかった、また見たい」
こと「じゃあ今度はクリスマスの期間限定のエレクトリカルパレードを見に来ようよ」
大きくうなずいた夫の次の言葉に、わたくしは目が点になりました。
夫「ところで、最初の妖精と騎士は、やっぱりミッキーのための露払いなの?」
さすが日本男児、山車に続き言葉のチョイスが和。
間違いではない気がする。だけどなんか違和感ある。
誰かこの夫の問いに対する答えをください。
最後にプーさんのハニーハントに乗って、その日はおしまい。
普段、始発でGOしているわたくしにとって、15時スタートディズニーは時間が足りない。
とはいえ、たくさん歩くし、アトラクションも初めての夫にはちょうどよかったのかもしれない。
何より、夫がディズニーを好きになってくれてよかった。
ちなみに、初ディズニーからの帰り道、夫はボンボヤージュでベイマックスの装備品を購入しておりました。
内見という名目で連れてきた男は、わずか数時間の滞在で「次はシーに行く」「少しずつ装備品を増やすんだ」と言い始めたのです。
計画通り。

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